各地で、「売り上げが滅った」という店や「仕事が少なくなった」と話している店も増えています。
縫着機など生産設備の導入・機械化が進んだ昭和37年ごろから昭和48年ごろまでの10年間が新築ラッシュに支えられて需要の増大の時期であったのに対し、それ以降の10年間は住宅建設の落ち込みに伴う需要の減退期にああります。その点で近年仕事が減り、売り上げ高が伸び悩んできたものであり、極めて当然といえます。
とりわけ、新築向け畳の需要は、住宅が建たなければ畳の需要も生まれて来ないという関係にあります。住宅建設の落ち込みはそのまま畳の需要減少にもつながり、畳店経営を不安定なものにさせてしまうでしょう。
そこで問題なのは、畳店としてどういった対策を打ち出していくか、という点に尽きます。たとえば、住宅建設が年間30%あまりも落ち込んでいることに対して、営業対策を強化することによって工事受注量の落ち込みを防ぎ、むしろ業績の拡大をめざしていくとか、一般消費者向けに宣伝活動をして補修工事需要関係の受注開拓に当たるとかの対策を打ち出していくことにより生き残る店となっていく体制ができていくわけです。
これに対して、「住宅建設が伸び悩んている時代だから、なにをしても意味がない」とか、「不況ムードの時代はなにもせずに景気が回復するまで待っているのが賢明だ」といって、打つべき対策を見送っていると、住宅建設の伸び悩みとともに畳店の経営内容も伸び悩んでいくことになります。
事実、畳店の多くは需要の伸び悩みや仕事量の落ち込みといった問題を抱えているはずで、住宅建設の動向や表替え・裏返しに対する消費者の動き・反応といったものを見てみますと、経営が伸び悩んでいくのは極めて当然ともいえます。このままでは、畳店の将来は大いに伸び悩むでしょうしなによりも畳の需要が減少していることが問題であり,畳店にとって致命傷だからです。
需要の減少は、売り上げダウンとなり、採算性・収益性の悪化につながってきます。これに対して、対策を打つかどうかは受注拡大・売り上げ増を果たしていけるかどうかといった問題とともに、畳店の将来を左右する重大な問題です。皆さんはこれからどう考えて対処していくのでしょうか?
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