●健康畳の条件

 現在、新畳の床素材のシェアは建材畳床7割、ポリスチレンフォーム稲わらサンド床2割、稲わら床1割の情況で、この15年の間に加工しやすい、しかも軽量で安価な為、飛躍的に建材床畳が普及しました。
 最近、その建材畳にも問題がでてきました。シックハウス症候群の原因物質の可能性と、古畳の廃棄処理の問題です。
 シックハウス症候群について、畳の材料にかかわる物質は、インシュレーションボードからのホルムアルデヒト、ポリスチレンフォームからのスチレン、畳の防虫紙からのスミチオン、畳表の着色剤等の化学物質があります。
 これらの化学物質が人体にどれだけ影響をもたらすか、しっかりしたデータは今のところありませんが、シックハウス病であろうとおもわれる患者数が年々多くなっている現在、厚生省や関連企業の協力のもと、2000年8月から大規模な疫学調査を行っているとの事です。
 廃棄に関しては、建材畳の場合、焼却時のダイオキシン発生の問題やリサイクルが困難で、処理に大変なコストがかかるようになってきました。それにひきかえ、稲わらの古畳は分解して、肥料や飼料として使用され、また畳床への還元も出来、全く問題はなくエコマークの認定商品になっています。
 現在の高気密、高断熱住宅において昔ながらの稲わら畳の性能(吸放湿性、遮音性、弾力、緩衝性、断熱保温性、耐久性、難燃性)を発揮する場面は少なくなりましたが、化学物質氾濫の時、住宅内部の典型的な天然素材として価値があります。

●秘めたる機能のいろいろ

○和室の二酸化窒素(NO2)が1/10
畳は60分でお部屋の二酸化窒素(NO2)の90%を吸収する能力があります。

○家庭内の転倒事故を軽減 
(1994年、平面でのスッリプ、つまずき、よろめきによる家庭内の事故死 実に754人)

○和室の調湿機能 
部屋の湿度が上がれば吸収し、乾燥すれば放出します。

○断熱、保温、消音(床材トップクラス)効果

○いぐさ、ヒノキ、ヒバの香りは、アレルギーに大敵なストレス軽減・精神安定剤。
(無薬品の森林効果、日本の風土にあった自然のアロマテラピー)

○いぐさゴザの表面の凸凹は、足裏の刺激が脳を活性化!! 

○本藁床はぎっしりとつまった稲藁で出来ているので、住宅の2階からの騒音・足音・テレビ・ステレオなどの音をやわらげる遮音効果にも優れています。


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協力者:熊木畳本店